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The Bundled Column House

Description

束ね柱の家

古い大正時代の長屋を、費用を抑えながら簡素な別荘に改修したプロジェクト。

築100年以上の既存長屋は、柱が傾いていたり、外壁(妻側)の土壁が座屈してたりと、明らかに構造が傷んでおり、相当の構造補強が必要なことは明白でした。加えて、改修後の室内空間全体に既存よりも高い天井が求められました。

こうした要求に低予算で応じるために、ヤマダが考え出したのは束柱を特徴とする簡素なデザイン。

座屈した壁の室内側にふかし壁を取り付けて、構造を補強すると同時に断熱材や設備を納めました。傾いた既存柱には添え柱を取り付け、ボルトで束ねました。

この束ね柱は、柱頭のアーチ型の合板ガセット・プレートと接合金物を介して梁と剛接合され、稀な巨大地震時に建物の構造が崩壊するのを防止すると同時に、高い天井高を持つ新しい室内空間に独特の意匠性を与えています。

​(写真:笹倉 洋平)

建築の概要

2階建て木造長屋

​改修

所在地

京都市内

​規模

89平米

(1F+2F)

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